グローバル人材へのきっかけづくりとなることを目指して、高校生の国際感覚を身につけたいという気持ちを後押しするため、高校生のためのグローバルセミナーを開催しました。
埼玉大学の留学生や海外経験のある日本人学生の協力のもと、参加した高校生たちは、ディスカッションを通じてグローバル人材へのヒントを得られたのではないでしょうか。
開催概要
- 開催日 平成27年11月29日(日)9:45 ~ 17:30
- 会 場 浦和コミュニティセンター 第15集会室
- 参加者 学生合計55人(高校生25人、日本人大学生10人、外国人留学生20人)
内容
アイスブレーキング
JICA前国際協力推進員 中野 貴之氏
参加者はこの日、初めて会うメンバーがほとんどであることから緊張をほぐし、お互いを知り合うため自己紹介を兼ねたワークショップを行いました。ワークショップでは、ゲームを通して異文化との関わり方を学ぶことができました。ランダムに話しかけお互いの共通点を探す共通点探しでは、異文化に触れるときも違うところではなく、共通点を探してみると親近感や興味が湧くことを体験しました。セミナー導入部分にてリラックスした雰囲気の中、高校生、日本人大学生、外国人留学生相互の交流を図りました。
基調講演
中本進一先生(埼玉大学国際本部 留学交流支援室長・教授)による講演
「世界を知り、世界基準で考えよう!」
中本先生は異文化間教育の専門家であり、ご自身もアメリカ・イギリスに留学のご経験があります。日本と世界のスタンダード(基準、規範)の違い、グローバルスタンダードの問題点、日本と西洋の考え方の違いによ世界観の違いなどについてお話しいただきました。
グループディスカッション
「グローバル社会で活躍する人材とは?今の自分に足りないものは?」をテーマに、グループワークを行いました。
ワールドカフェ
30分のディスカッションをメンバーを換えて3回行いました。メンバーを換えることで、より多くの参加者と話をする機会が生まれ、より様々な意見や考えにふれることができました。
まとめと発表準備
全ての班においてメンバー全員から活発に意見が出され、日本人大学生、外国人留学生のアドバイスのもと高校生が発表準備を行いました。
発表
7つのグループの高校生が、それぞれ7分の持ち時間でディスカッションの成果を発表しました。発表用の模造紙に手を加えて工夫したり、イラストを用いたりと、どのグループも趣向を凝らした発表で、内容も説得力がありとても充実したものでありました。発表が終わるごとに会場からは大きな拍手が上がり温かい雰囲気となりました。
講評
埼玉大学の中本教授より講評を頂きました。すべてのグループについて、よかったところや印象的だったキーワードを取り上げて講評していただき、高校生にとっては大きな自信につながったようでした。
感想
・もっと積極的に物事を吸収していこうと感じました。
・実際に教授がプレゼンの講評をして下さったのがとてもうれしかった。
・普段の活動で学べないことが学べたのがよかった。
・自分の足りないところがたくさんわかりました。
・すごくおもしろかった。時間があっという間に過ぎてしまった。
・今まで考えもしなかった意見もでてとても参考になりました。
・このセミナーを通して勉強に対するやる気が一層増した。
・楽しかったです!!活躍できるグローバル人材になれるように頑張りたいです!!
・高校生の向上心が素晴らしかったです。若いパワーをもらいました。感動しています!
<問い合わせ>
グローバル人材育成センター埼玉(公益財団法人埼玉県国際交流協会)
TEL:048-833-2995 FAX:048-822-3808
E-mail:global@sia1.jp(@を小文字の@に変えて送付してください。aの次は半角数字の1)