カダカ ニーラさん

（ネパール出身）

国際理解」の授業に参加したきっかけは？  　 お世話になっている日本人の方の勧めで始めました。自分の国のことを日本人に紹介したいと思いました。

今までに特に印象に残った授業は？  　 短い授業時間の中で子どもたちがたくさん質問してくれたり、一緒にダンスを楽しんだりしました。手紙をもらうこともありますが、私が教えたことなどをしっかり書いてくれていると嬉しくなります。ある学校では、お手玉やカルタなど日本の伝統的な遊びを教えてくれたり、年賀状をもらったこともあり、とても印象に残っています。

日本の子どもの印象は？  　 みんな素直でいい子だと思います。色々な国の文化に興味を持っていて、質問もたくさんします。授業中に騒いだりわがままなところもありますが、ネパールの子どもたちのことを話すと、自分達もそれに負けないようにすぐに静かないい子になります。

参加してよかったことは？  　 まずはネパールの文化や生活を知ってもらえることです。反対に学校では、子どもたちに日本語を教えてもらうこともあります。そして子どもたちと一緒に別の国のことも勉強できるし、多くの外国人とも知り合いになれました。また、大勢の人の前で日本語で話をすることによって自信が持てるようになり、外に出る機会も増えて日本で楽しく生活できるようになりました。

日本の子どもに伝えたいことは？  　 当たり前のことをきちんとできるよようにマナーをしっかり守って、先生、友達、親とはもっとコミュニケーションを取ってほしいと思います。テレビゲームは時間を決めて！外でみんな仲良く遊んだほうがいい！そして勉強は義務ではありません。大きな夢を持ち、それに向かって頑張ってほしいです。

ディアキ ビブアング  ロジェさん

（コンゴ民主共和国  出身）

国際理解の授業に参加したきっかけは？  　 子どもがとても好きで、自分の国のことを教えたいと思いました。また、日本の文化に興味があり、子どもたちに教えることで自分ももっとたくさん日本のことを知りたいと思いました。

今までに特に印象に残った授業は？  　 印象に残っている授業はたくさんあります。子どもたちが、コンゴについて調べた内容には自分も知らないこともあって驚くこともありました。中でもやはり、子どもたちと一緒に踊ったり太鼓を叩いたりしたことが忘れられません。アフリカと日本が一つになったような感じがして幸せでした。

日本の子どもの印象は？  　 日本の子どももアフリカの子どもも一緒で、みんな自由で、素直です。元気いっぱい、好奇心が強くてたくさん色々なことを知ろうとします。子どもたちにとってアフリカは遠いけど、自分がアフリカへの入口となれたことが嬉しかったです。

参加してよかったことは？  　 15年間日本に住んでいますが、日本での生活の中で初めて日本の文化にとけこめた感じがします。それまでは言葉や文化の壁を感じていましたが、子どもたちとの交流を通して、その壁がなくなり、家族の一員になれたような気持ちがしてよかったと思います。

日本の子どもに伝えたいことは？  　もっと勉強して日本のことを知り、そして世界の文化も知ってほしい。自分の国のことを深く知って世界に出て行けば、その違いもよく分かるし、新しいものの見方や生き方ができると思います。みんながお互いの違いを認め合えば、将来世界はもっと協力し合い1つになることができると思います。