グローバル人材へのきっかけづくりとなることを目指して、高校生の国際感覚を身につけたいという気持ちを後押しするため、高校生のためのグローバルセミナーを開催しました。
今年度のテーマは「多文化共生社会で私ができること」
埼玉大学の留学生や海外経験のある日本人学生の協力のもと、参加した高校生たちは、ディスカッションを通じて「私ができること」を考えました。
開催概要
- 開催日 平成29年10月29日(日)10:00 ~ 16:40
- 会 場 ソニックシティビル9階 906会議室
- 参加者 学生合計58人(高校生30人、日本人大学生15人、外国人留学生13人)
内容
基調講演
午後のグループワークのテーマである「多文化共生社会で私ができること」についてのヒントとして、外国人留学生と日本で外国人支援を行っているNPO法人の代表者に講演をいただきました。
アイスブレーキング
JICA国際協力推進員 埼玉デスク 廣瀬 勝弘氏
参加者はこの日、初めて会うメンバーがほとんどであることから緊張をほぐし、お互いを知り合うため自己紹介を兼ねたワークショップを行いました。英語を使った自己紹介をどれだけ多くの人と交せるかというゲームを行いました。セミナー導入部分にてリラックスした雰囲気の中、高校生、日本人大学生、外国人留学生相互の交流を図りました。
ランチトーク(昼食)
午後のグループワークの結束を高めるため、同じ班の高校生、日本人大学生、外国人留学生が一緒に昼食をとりました。「ランチトークで空気が和らいだ」などの意見もあり、交流が深められたようです。
グループディスカッション
「多文化共生社会で私ができること」をテーマに、グループワークを行いました。
ワールドカフェ
グループのうち高校生のみを入れ替えるディスカッションを3ラウンド行いました。「今まで外国の人と話し合う経験が無かったので、良い経験になった」「留学経験のある大学生に自分が知らないことをたくさん教えてもらった」との意見がありました。
まとめと発表準備
全ての班においてメンバー全員から活発に意見が出され、日本人大学生、外国人留学生のアドバイスのもと高校生が発表準備を行いました。
発表
1班5分の枠にて発表を行いました。発表後は前の班による感想と質問を1問ずつ行いました。寸劇交じりやコント調と、各班さまざまなプレゼンテーションで、会場内は笑いや感嘆の声があふれ、熱気に包まれていました。
講評
埼玉大学の中本教授より講評を頂きました。班ごとにそれぞれ評価すべき点、印象的だったキーワードを具体的に紹介していただき、高校生にとっては大きな自信につながったようでした。
感想
・色々な国の人、学校の人と触れ合い、意見が聞けてよかったです。
・多文化共生の難しさを知ると同時にその大切さも学びました。
・色々な方面から多文化共生の仕方を知る良い機会となった。世界が広がった!
・刺激を受けた一日でした。
・最初はかたい感じもあったけど、とてもフレンドリーな人が多くて楽しかったです。留学生や大学生と話して自分の国を客観的に見ることで新たな発見も生まれました。
・小さな力かもしれないけど、自分にもできることがたくさんあることがわかった。この貴重な体験を周りにシェアすることから始めたい。
・外国人の生の声を聴くことができ、多文化共生への実際的なアイディアを考えることができた。
・みんなで、和気あいあいとしながら話せて緊張が解けました。
・初めてあった人ばかりだったけど、たくさん話せて普段できない話ができてよかった。
<問い合わせ>
グローバル人材育成センター埼玉(公益財団法人埼玉県国際交流協会)
TEL:048-833-2995 FAX:048-822-3808
E-mail:global@sia1.jp(@を小文字の@に変えて送付してください。aの次は半角数字の1)