グローバル人材へのきっかけづくりとなることを目指して、高校生の国際感覚を身につけたいという気持ちを後押しするため、高校生のためのグローバルセミナーを開催しました。

埼玉大学の留学生や海外経験のある日本人学生の協力のもと、参加した高校生たちは、ディスカッションを通じてグローバル人材へのヒントを得られたのではないでしょうか。

開催概要

開催日　　平成28年10月30日（日）10：00 ～ 17:45
会　場　　ソニックシティビル6階　603会議室
参加者　　学生合計61人（高校生37人、日本人大学生8人、外国人留学生16人）

内容

アイスブレーキング

JICA前国際協力推進員埼玉デスク　廣瀬勝弘氏

参加者はこの日、初めて会うメンバーがほとんどであることから緊張をほぐし、お互いを知り合うため自己紹介を兼ねたワークショップを行いました。４択の質問で他者の考えを共有するゲームや、ジャンケンで一体感を得るゲーム、自己紹介を兼ねたビンゴゲームなどを行いました。セミナー導入部分にてリラックスした雰囲気の中、高校生、日本人大学生、外国人留学生相互の交流を図りました。

基調講演

グループワークのテーマである「世界に通用する人間の条件」についてのキーワードを入れていただき講演頂きました。

国際交流基金　大内　洸太氏高校と大学時代の中国留学の経験を交え、理想と現実のギャップと留学の魅力について解かりやすく講演をいただきました。	国連大学　鈴木　涼子氏中学時代に描いていた夢を、海外留学を通じて現実にした内容の講演をいただきました。

ランチトーク（昼食）

午後のグループワークの結束を高めるため、同じ班の高校生、日本人大学生、外国人留学生が一緒に昼食をとりました。「ランチトークで空気が和らいだ」などの意見もあり、交流が深められたようです。

グループディスカッション

「世界に通用する人間の条件」をテーマに、グループワークを行いました。

ワールドカフェ

グループのうち高校生のみを入れ替えるディスカッションを３ラウンド行いました。「学校では経験できない沢山の学生とディスカッションできて有意義な経験だった」との意見がありました。

まとめと発表準備

全ての班においてメンバー全員が活発に意見が出され、日本人大学生、外国人留学生のアドバイスのもと高校生が発表準備を行いました。

発表

１班５分の枠にて発表を行いました。発表後は前の班による感想と質問を１問ずつ行いました。寸劇交じりやコント調と、各班さまざまなプレゼンテーションで、会場内は笑いや感嘆の声があふれ、熱気に沸いていました。

講評

埼玉大学の中本教授より講評を頂きました。各班の評価点が具体的に紹介され、高校生にとっては大きな自信につながったようでした。

感想

・沢山の意見や考え方を聞けて、世界に通用していくために必要なことをより深く考えることができた。
・他国に偏見を持っていたことに気づかされた。色々な高校生がいることを知った。
・今の自分に足りない点が分かったので、今日来て本当に良かった。
・度胸がつきました。
・グループを変えていくことで1つのテーマだったのに沢山の意見を聞くことができて自分自身の考えを深めることができた。
・他校や留学生から意見を聞けてとてもためになるセミナーでした。自分だけではここまで考えつかなかった。発表時も新しい人たちと話すことが出来てとても楽しかった。
・高校生が主役でしたが、大学生も活発になれた。緊張感も良い感じで有意義なセミナーでした。
・社会人の講演がとてもためになった。就職を具体的に考えているので、自分の興味ある方面の話を聞かたことは良かった。
・高校生の意見をたくさん聞けて楽しかった。今後頑張ろうという気持ちになった。

＜問い合わせ＞

グローバル人材育成センター埼玉（公益財団法人埼玉県国際交流協会）
TEL：048-833-2995　FAX：048-822-3808
E-mail：global@sia1.jp（＠を小文字の@に変えて送付してください。aの次は半角数字の１）