実施日
平成17年2月9日(木) 10:40~11:30(1~3年生) 11:35~12:25(4~5年生)
対象
1~5年生 224名
派遣講師
2名 ペルー 日本語講師
授業の特徴
総合的な学習の時間の中で国際理解教育と英語活動を実施しています。また地域に在住する外国人と年2回、交流を持っています。
深谷市にはペルー出身の方が多く住んでおり、今年度はペルー出身の児童が転入してきました。全校児童がペルーの文化・伝統を理解すると共に、文化の違いを理解し、身近な国から興味・関心を持てるように計画しました。
児童の反応はとてもよく、ペルーの文化を知って驚き、深く興味をもったようです。英語以外の言語の存在を体感したことも成果の一つです。
ペルー人講師の授業の様子 |
テーマ・ねらい
ペルーの生活や文化にふれよう
- 児童が他国の文化・伝統を理解し、興味・関心を持てるようにする。
- 児童が日本と他国の文化の違いを理解し、広い視野を持って国際社会に生きる意欲を持てるようにする。
授業内容
低学年と高学年に分かれ、同じ内容を2回実施する。
- ペルーの紹介(展示パネル、ビデオ、民芸品など)
- スペイン語レッスン
- ペルーの遊び(ボンレ・ラ・コルラ・アルブロというロバの福笑い)
- 紫とうもろこしジュースの試飲
- ペルーの音楽でダンス
児童の感想
- とても楽しかった。興味を持ったのは「紫色のとうもろこし」です。
- ペルーの人は仲間を大切にし、けんかもしないで、よく遊んでいると思いました。
- ペルーの生活やことばがわかり、とてもよかった。
先生のコメント
児童にとって外国を最も身近に感じることはAETとの交流です。英語以外のことばに出会う機会を多く設けると、日本人としての自覚や幅広い視野をもつきっかけになると感じました。
子どもたちはペルーの文化を知って驚き、深く興味を持ったようです。これらの経験を通して他の国の文化に興味を持ち、日本の文化を見直す機会になればよいと思います。
外国人講師のコメント
- ペルーの社会は日本と違います。ペルーの学校では「いじめ」がありません。コミュニケーションが大切なので困ったときはお父さん、お母さん、先生に相談することです。
- 子どもの頃から、思ったことを発言してほしい。また自分がやりたいことを一生懸命やった方がいいと思います。
日本人講師のコメント
盛りだくさんの内容で活発な授業でした。ペルー人の児童に外国人講師がスペイン語でインタビュ-したことも、興味をかきたてたようです。体を使って文化を体験し、子どもたちは大変満足そうでした。
帰りは講師にスペイン語で挨拶をしたり、サッカーに誘ったり、自分たちから交流の場をつくろうとしていました。